ボイラ機器のメンテナンス業務をスピードUP!社員の業務負担軽減にもつながる
主な研修施設: 関西テクノセンター
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※当インタビューは公開当初の内容です。
この記事のポイント
- 業務を分担 分散し、社員の負担を軽減。大型工場でのメンテナンス作業も、スピーディーに完了できるように。
- 定型業務に追われていたベテラン社員が省エネ提案や改善活動に集中できるように。サポート役としても活躍。
- 社員と報告・連絡・相談できる関係性を構築。コミュニケーション力も高く、社内の雰囲気も活性化。
今回ご紹介するのは、ボイラ製品の製造・販売・メンテナンスを行っている“三浦工業様”での人材採用・研修導入事例です。
人手不足を解消すべく、弊社の実績を鑑みて奈良支店と北摂支店の人材確保をご依頼してくださった三浦工業様。
今回は、奈良支店の中野支店長とメンテナンス課の田中課長、そして北摂支店の小丸支店長に、三浦工業様と日研トータルソーシング株式会社と取引に至った経緯や、現在派遣スタッフが行っている具体的な業務内容、派遣スタッフの印象、研修の実施により変化したことなどについてお話を伺いました。
- 課題・背景専門的な知識が必要となるため、慢性的な人手不足に。それに加えて、薬品補充などの役務業務を依頼していた補助業者との契約が終了し、既存社員の業務負担が増加。経験もスキルも豊富なベテラン社員が日々、定型業務(点検や修理、役務など)に追われ、三浦工業の強みである省エネ提案や改善活動に集中できない状態に陥っていた。
- 研修内容配属前にモラル・マナー研修を始め、機械要素に関する研修や電気系研修 、FA機を使用したトラブルシューティング、制御盤・測定器関係の教育を実施。研修センターにあるミニチュアの生産ラインやコンベアなどを活用し、実践に近いスタイルで研修を行った。実際に取り扱うボイラ製品については配属後に学ぶこととなるが、なるべくスムーズに業務に取り掛かれるよう機械や工具の扱いにおける基礎的な知識や技術を磨いた。
- 効果ボイラ機器のメンテナンスを行えるスタッフが増えたため、作業のスピード感がアップ。また、これまでベテランスタッフの工数を圧迫していた点検作業や役務業務やその他メンテナンスに付随する業務も分担できるようになったため、ベテランスタッフも省エネ提案や改善活動に集中できるようになった。
- まずは三浦工業様の事業内容を教えて下さい
中野様:
弊社は主力製品であるボイラ及び水処理機器、食品機器、メディカル機器、排ガスボイラなど関連機器等の製造・販売とメンテナンスをグローバルに行っております。

- 具体的に、どんなクライアントとお取引されているのでしょうか?
小丸様:
クリーニング、食品製造、製薬など幅広い業界のお客様とお取引させていただいております。お客様の規模も、有名な大手企業から個人経営の店舗までさまざまです。
- 三浦工業様ならではの強みを教えていただけますでしょうか
中野様:
弊社の強みは、製品の販売だけでなく、設置後のメンテナンスにもこだわっていること。トラブルを未然に防止するビフォアメンテナンスに努めております。約1200名のフィールドエンジニア(以下、FE)を全国に配置し、『熱・水・環境』の幅広いメンテナンス領域をカバーしております。
- 御社が強みとするメンテナンスについて、FEの重要性はどのようにお考えですか?
田中様:
ボイラ機器の故障は業種や企業規模にかかわらず、工場の稼働停止という深刻な影響を及ぼします。そんなトラブルを未然に防ぐのが、メンテナンスを行うFEです。そういった意味で、FEの重要性は大きいと感じています。また、弊社ではFEがメンテナンス業務に加え、営業と連携して低炭素・脱炭素化や自動化・省人化に向けた提案も行っています。こういった取り組みからも非常に重要性の高い業種といえるでしょう。
- 御社のFEが担当する、具体的な業務内容を教えてください
田中様:
主に、お客様の生産設備のトラブルを未然に防ぐため、定期的な“ビフォアメンテナンス”の実施を行っております。加えて、弊社では不測の事態にも対応できるような体制を構築しているのも特徴的です。ZMP保守点検契約(通信仕様)を結ばれたお客様の機器を24時間見守り、通信データとこれまでの経験、ノウハウをもとに適切な部品交換などのメンテナンスを行い、予知される故障を未然に防ぎます。
- 三浦工業様は全国に多数支店を展開していますが、支店ごとに業務内容は変わりますか?
小丸様:
基本的には、どの支店でもFEは弊社が製造販売した機器のメンテナンス業務を行っています。ただ、支店ごとに担当するお客様が異なるので地域色はあると思います。

- 弊社の派遣スタッフが配属されている奈良支店と、北摂支店はそれぞれの顧客像でしょうか
中野様:
奈良支店は、クリーニングなどのリネン関連や、食品製造、製薬業界のお客様が多いです。奈良県北部は、大阪や京都といった都市部にアクセスが良く、環境面の制約から都市部では建設が難しいリネン工場の立地に適した地域であると言えます。
小丸様:
北摂支店は特別ご依頼いただくことの多い業界はなく、満遍なく担当していただいております。
- なるほど。次に、日研スタッフの配属を実施した理由をお聞かせください
小丸様:
過去実績を鑑みて導入を決定しました。弊社がお客様から信頼されてボイラを買っていただくのと同じように、日研トータルソーシング様は長年弊社の別支店でお世話になっている実績があり、声をかけさせていただきました。
中野様:
あとは、役務や点検サポートをお願いする協力業者や補助業者も高齢化が進む中で、FEを目指す若い方を派遣していただけるといった点も決め手の1つです。
- 実際に研修を経て配属された派遣スタッフの印象はいかがでしょうか?
小丸様:
日研様の研修を通過して配属されてきた方々は、ボイラの技術者として働くことを納得した上で研修を行い派遣されているため、技術職としてとても前向きに取り組まれている印象を受けています。機械や工具の扱いも派遣された段階で把握してくださっているため、ありがたいです。
- 確かに、メンテナンスを行う上で機械や工具の扱いに関する知識は欠かせませんよね
小丸様:
はい。実際に弊社のボイラ機器に触れるのは派遣後が初めてとなりますが、ある程度基本的な知識が備わっているため現場でも戦力となってくれています。
- 実際に、現在派遣スタッフはどのような業務に取り組んでいるのでしょうか?
田中様:
ボイラ機器のメンテナンスサポートとして、点検やオーバーホールなどの部品交換、整備の補助を行ってもらっています。

- 作業は1人で行いますか? それともチームで行いますか?
田中様:
支店によってさまざまです。北摂支店では弊社社員に同行していただいておりますが、奈良支店では1人で作業を行ってもらっています。もちろん難しい業務のときは社員が対応しますが、奈良支店で活躍されている派遣スタッフの方には、今後は単独で対応できる業務を徐々に増やしていただければと考えております。
- 派遣スタッフを導入して、どんな効果を実感されていますか?
小丸様:
弊社では、ボイラ機器が多数設置されている大型工場でのメンテナンスも行っているのですが、派遣スタッフを導入してから作業を同時進行できるようになったため、スピード感が増したと感じています。
中野様:
弊社社員の定型業務負担の軽減にもつながったと感じます。これまで奈良支店では人手不足によりベテランスタッフが一人でボイラ点検や役務などの定型業務を行っていたため、コア業務に集中出来ない環境となっていました。しかし、定型業務サポートを派遣スタッフの方に分担し、サポートいただけるようになったため、省エネ提案や改善活動に時間がとれるようになりました。
- 続いて、日研から派遣されているスタッフの印象を教えてください
中野様:
ボイラなど機械設備に対して、前向きに学ぶ姿勢が備わっている印象です。実際に、わからないことを積極的に質問している姿もよく見られます。業務上、iPadを使ったレポーティング業務もあるのですが、若い方も多いためスムーズに扱えていると感じます。
田中様:
私も、日研様から派遣されてきた方々は学ぶ意識が強い方が多い印象です。不明点があればすぐに質問してくださいますし、熱心に質問してくださったり、メモをとってくれたりするので嬉しく思っています。また工具を丁寧に扱ってくれるのも好印象です。
小丸様:
そうですね。十分な活躍をしてもらっていますし、人柄もよく、期待通りです。現場適性もありますし、同行を繰り返すことによって、非常に戦力となっています。教えていく内容をどんどん吸収し、現在ではこなせる仕事の範囲が正社員並みになってきていると感じます。
- 業務以外の、社員とのコミュニケーション面の印象はいかがでしょうか
中野様:
弊社社員の定型業務負担の軽減にもつながったと感じます。これまで奈良支店では人手不足によりベテランスタッフが一人でボイラ点検や役務などの定型業務を行っていたため、コア業務に集中出来ない環境となっていました。しかし、定型業務サポートを派遣スタッフの方に分担し、サポートいただけるようになったため、省エネ提案や改善活動に時間がとれるようになりました。
小丸様:
北摂支店では、派遣スタッフの皆さんも社員と同じように活躍されています。職場の雰囲気はとても良好で、業務中だけでなく、休日にも社員と一緒に野球を楽しむなど、垣根のないコミュニケーションが築かれています。こうした関係性が、チーム全体の一体感や働きやすさにつながっています。
- 今後、ボイラ業界における人材ニーズはどうなっていくと思いますか?
田中様:
今後、工場設備の管理はよりIT化が進み、工場全体をまるごとメンテナンスする包括的な管理・技術が求められるようになると考えられます。工場内の機器管理は、センサーやデータによって状況を把握しやすくなり、利便性は向上していくでしょう。しかし、ITによる遠隔管理が可能になったとしても、すべてのメンテナンスをリモートで完結させることは難しい局面も出てくるはずです。機器の状態を正しく判断するには、現場での経験や習熟度が不可欠です。そのため、ITの力を活用しながらも、現場を深く理解し、状況に応じて適切な対応ができる人材の育成が、今後ますます重要になっていくと考えられます。
中野様:
そうですね。遠隔支援での修理対応が可能となり、オンライン通信での予知検知により突発的な修理出向回数は減っています。一方で属人的な要素も多くあるため、幅広いトラブルシューティングを行える人材が重要となってくると思います。
小丸様:
それに加えて、今後は取り扱う機種がさらに増えていくことが予想されます。そのため、幅広い知識が求められるようになります。新しい機種を扱う際には、積極的に学ぶ姿勢を持ち、興味を持って業務に取り組むことが重要です。

- 最後に、日研との取組ついて今後期待していることがあればぜひ教えて下さい。
中野様:
今後のため、仕事の領域を広げるため公的な資格の習得をしていただきたいです。実際、社内でも公的資格、社内機種資格取得を積極的に推奨していますので、ぜひ取り組んでいただけたらと考えています。
田中様:
確かに、公的な資格がないと仕事の範囲も限られてしまいますもんね。設備の入れ替え時には電気工事の資格が役立ちますし、近年は施工管理や図面作成をFEが担当する場合もあるため、3D図面の資格取得も目指していただけるとありがたいです。
小丸様:
先ほど田中さんが仰っていたように、今後は工場の設備をまるごとメンテナンスする傾向になっていくと予想されます。そんな今後の展開を見越した上で、必要となるのはさまざまな資格を持った人材。ボイラ整備士や電気工事士といった、弊社製品のメンテナンスに必要な公的資格を取得していってもらえれば、業務の幅が広がっていくため助かります。
企業情報
- 社名
- 三浦工業株式会社
- 事業内容
- 主力製品であるボイラを始め、水処理機器や食品機器などの製造・販売とメンテナンスをグローバルに行うメーカー。企業理念は、“熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します”。自社の機器を安心して利用してもらうべく、全国各地に約100ヵ所の拠点を展開し、機器トラブル発生を未然に防ぐフィールドエンジニアによる“ビフォアメンテナンス”を定期的に実施している。
研修実施施設

関西テクノセンター
業界随⼀の研修施設と研修内容を誇る日研トータルソーシングのスキルアップ環境。現場での即戦力を養うため、実地に近い環境で技術研修を行っています。また、常に進化する市場に合わせて、最新の設備を取り揃えています。
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FAQ 研修に関するよくあるご質問
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Q. まず相談だけでも対応していただけますか?
A.はい、もちろんです。具体的なご要件が固まっていない段階でもご相談を承っています。
人材不足や現場課題の整理など、初期段階からのご相談も可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。 -
Q. 日研トータルソーシング株式会社とはどのような会社ですか?
A.日研トータルソーシング株式会社は、1981年創業の総合人材サービス会社です。
人材を重要な資本と捉える「人的資本」の考え方を重視し、働く人を第一に考えた人材育成やキャリア支援に取り組んでいます。
製造・保全・ロボティクス・エンジニア・IT・建設・医療・介護など15の専門事業部を展開し、製造業を中心に幅広い分野で人材ソリューションを提供しています。
従業員数は約23,000名、取引企業数は約5,500以上にのぼり、全国の企業の人材課題を支援しています。 -
Q. 日研トータルソーシングの人材サービスの強みや特徴は何ですか?
A.人材育成に力を入れていることと、働くスタッフを大切にする、サポート体制です。
就業前研修を通じて、現場で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。未経験からでも業務に必要な基礎知識や安全意識を身につけたうえで、企業の現場へ配属する体制を整えています。
また、スタッフのキャリア形成や働きやすさも重視しており、就業後も営業担当によるフォローや相談対応などを行い、安心して働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。 -
Q. どのような業種・職種に対応していますか?
A.工場の立ち上げから開発・生産・保守まで、ものづくりの上流から下流まで幅広い領域に対応しています。
製造・保全・ファシリティ・ロボティクス・品質サポート・フィールドサービス・プラント・オートモーティブ・R&D・エンジニア・IT・コンストラクション・海外人材・メディカルケア・女性シニア活躍支援の、15の専門事業部を展開しています。 -
Q. 派遣スタッフの教育・研修体制はどのように行っていますか?
A.全国に約60カ所の研修施設を整備し、人材育成を行っています。
認定職業訓練校である保全テクノセンターをはじめ、ものづくり技能センター、建設技術センター、エンジニア・IT・R&D研修センターなどで専門研修を実施しています。
国家資格保有者や大手メーカー出身者が講師を担当し、就業前には貴社業務に合わせたカスタマイズ研修にも対応可能です。また、現場のニーズやお客さまの業務内容に寄り添った実践的な研修を行い、配属後すぐに活躍できる人材の育成に取り組んでいます。
企業情報
製造業
三浦工業株式会社
主力製品であるボイラを始め、水処理機器や食品機器などの製造・販売とメンテナンスをグローバルに行うメーカー。企業理念は、“熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します”。自社の機器を安心して利用してもらうべく、全国各地に約100ヵ所の拠点を展開し、機器トラブル発生を未然に防ぐフィールドエンジニアによる“ビフォアメンテナンス”を定期的に実施している。
担当者
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北摂支店 支店長
小丸 靖志 様
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奈良支店 支店長
中野 昭男 様
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奈良支店 奈良メンテナンス課 課長
田中 直樹 様














担当者からのコメント
山本 竣也
マネージャー
三浦工業様とは弊社全体で8拠点とお取引があり、13名のスタッフの方がお世話になっております。
私の担当するエリアでは奈良支店様、北摂支店様以外に2拠点お取引があり8名のスタッフの方がお世話になっております。
今の配属先のスタッフの方々のおかげでお取引のない拠点様からもご連絡を頂くことが増えてきており、三浦工業様・スタッフの方々には非常に感謝しております。
今後も三浦工業様に貢献できるように最適な人材をご提案させて頂きたいと思います。