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※当インタビューは公開当初の内容です。

主な研修施設:関東テクノセンター

中長期的な育成のため、知識・スキルだけでなく“学び続ける”マインドも重視

中長期的な育成のため、知識・スキルだけでなく“学び続ける”マインドも重視

近年の消費変化に伴い、物流システム設備のメンテナンス提案・実施人材をより手厚くしたいと考えていたトーヨーカネツ様。
そんなトーヨーカネツ様が今回日研トータルソーシング株式会社との取引に至った経緯や、即戦力の雇用ではなく中長期的な人材育成を実施している理由、派遣スタッフの導入後に変化した点などを詳しくご紹介します。併せて、さらに強化していきたいことや、今後物流業界に必要となると予測される人材についてもお話を伺いました。

研修内容

モラル・マナー研修により、挨拶や取引先との接し方、身だしなみなど社会人としての基礎を教育。さらに機械要素に関する研修や電気系研修 、FA機を使用したトラブルシューティング、制御盤・測定器関係の教育を実施。研修センターにあるミニチュアの生産ラインやコンベヤなどを活用し、実践に近いスタイルで研修を行った。

課題・背景
近年の消費変化に伴い、主力事業である物流システムに関する人材が不足。今後はより物流業界の需要が増えると予測し、物流システム設備のメンテナンス提案・実施を行うスタッフを充足させるため、派遣スタッフの導入を開始した。
効果
採用ターゲットである“業務に興味関心を持って取り組める人材”の採用に成功。業務に必要な人材を充足させるだけでなく、新人に業務を教えることで既存社員の業務理解も深まり、社内のコミュニケーションも活性化した。

この記事のポイント

  1. POINT01

    即戦力&短期雇用ではなく、中長期的な育成を見据えた派遣スタッフの採用を目指す理由

  2. POINT02

    派遣スタッフの導入により社内の雰囲気も活性化。スキルの習得だけでなく、モラル・マナー研修の効果も実感

  3. POINT03

    設備・装置は時代と共に世代交代していくもの。今後は“新しい設備や装置に興味関心を持てる素養”が重要に

まずはトーヨーカネツ様の事業内容を教えて下さい

伊藤様:

物流システムやエネルギー貯蔵タンク、 環境分野など社会のインフラを支える事業を展開しています。中でも主力となっているのは、物流システム事業です。近年の消費変化に伴い成長している領域のため、今回日研トータルソーシング株式会社様に人材派遣を依頼する運びとなりました。

幅広い事業を展開しているとのことですが、伊藤様はどの部門に所属されているのでしょうか?

伊藤様:

私は、お客様に納入した物流システム設備のメンテナンスを実施する部門に所属しています。弊社は、お客様ごとにカスタマイズした仕様で物流システムを提供しています。納入後も問題なく稼働できるよう、止めない物流を意識して定期的にメンテナンスの提案や実施を行っています。設備の点検、保守工事、計画修繕などを実施して、物流設備の安定稼働を支えています。

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なるほど。それでは、日研トータルソーシングに人材派遣を依頼した経緯を教えていただけますか?

伊藤様:

9年前からお取引させていただいているのですが、取引に至ったキッカケは日研トータルソーシング様独自で設けている研修センターの存在です。今でも多くはありませんが、当時は自社で研修を行っている派遣会社が珍しかったため、研修を終えたスタッフを派遣してくれるという点が非常に魅力的に感じました。現在では全国で日研トータルソーシング様のスタッフが活躍してくれています。

弊社の研修を魅力的に感じてくださったとのことですが、実際お取引を開始してからの印象はいかがでしょうか

伊藤様:

日研トータルソーシング株式会社様のテクノセンターで研修を受けたスタッフは、設備に関する知識やスキルが身についているだけでなく、挨拶を欠かさなかったり、積極的に質問したりとマインドセットされているのが印象的です。弊社では知識やスキルだけでなく、マインドも重視しているため非常に助かっています。

知識やスキルだけでなく、マインドも重視されているのですね

伊藤様:

はい。まず前提として、私たちは即戦力に固執していません。弊社では派遣スタッフを短期で雇用するのではなく、中長期的な育成を実施しているため、業務に興味関心を持てるかどうかも重視しています。

なぜ中長期的な育成を実施されているのでしょうか?

伊藤様:

弊社の業務では、共通言語など業務に関する一定の知識と、興味関心を持って仕事に取り組むマインドがあれば問題なく仕事に取り組めると考えているからです。そのため、派遣スタッフも社員同様に13年かけて育てて戦力化していく方針を採用しています。

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確かに、中長期的な育成を目指すのであれば、マインドも重要なポイントになりますよね

伊藤様:

そうですね。実際、日研トータルソーシング株式会社様から派遣されたスタッフは「これはどういう仕組みですか?」と自分から質問してくださるなど、能動的に動いてくれる方が多いです。知識もマインドも備わっているためスムーズに話せますし、現場にもよく馴染んでいると感じます。人材を派遣することが目的化している企業が多い中、日研トータルソーシング株式会社様は弊社の事業内容を十分理解した上で、事業所ごとの特性も考慮しながら最適な候補者を紹介してくれているため、退職もほとんどなくみなさん日々成長してくれています。

現場に派遣された後のスタッフの印象はいかがでしょうか

伊藤様:

非常に真面目で熱心な印象です。工具の種類や回路の仕組みなども配属前から理解されているので、スタート時点から成長が期待できています。配属後も、弊社にて細分化したスキルマップを基に着実に成長していますし、みなさん面談時には次に習得したスキルについて話してくださるなど意欲的な姿勢を感じます。

配属先で研修の成果が発揮されているのですね

伊藤様:

はい。また、知識やスキルの習得だけでなく、モラル・マナー研修も功を奏していると感じます。みなさん教えたことをメモに取ったり、元気に挨拶したりと社会人としての素養も備わっているため教えがいがありますね。社員とも垣根なくやり取りできており、コミュニケーションの活性化にも繋がっている点が非常にありがたいです。

現在、派遣スタッフに依頼している業務内容を教えてください

伊藤様:

現在は、定期メンテナンスの提案(年間計画・予算取り・見積もり作成)や、確定したメンテナンスの実行をお任せしています。弊社では、正社員と派遣スタッフで業務を切り分けず、提案からメンテナンスの実行までトータルでお任せしています。

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派遣スタッフの導入による効果や変化は感じていらっしゃいますか?

伊藤様:

古くから働いてくれているメンバーが育成を担当しつつ、質問しやすい職場の雰囲気作りにも大きく貢献してくれているのですが、周囲にとっても良い刺激になっています。弊社社員も新人への育成を通じて、あらためて業務理解を深めたり、チームとして働いていくことの大切さを学んだりといった影響を及ぼしているのも印象的です。

メンテナンスの提案・実施業務の充足に関してはいかがでしょうか

伊藤様:

対応できる範囲が広がったと感じています。オーダーメイド仕様の物流システム設備を提供する弊社では、技術だけでなくお客様のニーズをヒアリングする人材が欠かせません。「生産ラインを増やしたい」「新たな設備を導入したい」といったリアルな声を聴けるのは現場。担当先の声をよりきめ細やかに聞くことができれば、よりニーズに沿ったご提案ができると考えているため、今後もお客様と密にコミュニケーションをとれる人材が必要だと考えています。

伊藤様の仰る通り、よりお客様のニーズに応えるためには、寄り添った対応が必要となりますよね

伊藤様:

はい。ただ、現状はまだまだ人手不足で十分寄り添えていないという課題があるため、今後はよりお客様と伴走できる人材を増やしていき、クライアントの要望を拾い上げていきたいです。

今後の物流業界における人材ニーズは、どう変化していくと思いますか?

伊藤様:

物流業界は今後も継続的に成長していくと考えています。しかし、その上で課題となるのが人材不足の深刻化です。現在でも問題視されていますが、今後は世の中の需要に対して人材の供給が追いつかなくなり、人手不足は続くだろうと予想されます。

具体的に、今後は業界的にどのような人材が求められるようになるとお考えでしょうか

伊藤様:

新たなことを学ぶ意欲のある人材です。現状、物流センターでは人材不足の影響でAGVAMRなどのロボット化が急速に進んでいますが、今後ロボット化はさらに加速していくでしょう。しかし、いくらシステム設備が自動化してもメンテナンスは人が行うため、コンベヤなどのベーシックな部分だけでなくAGVなどロボットに関する専門知識も必要になってくると考えています。

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確かに、今後はコンベヤなどの固定設備だけでなく、ロボットの制御に関する知識も必要となりそうです

伊藤様:

そうですね。機械は時代の流れに沿って世代交代していくもの。今後も新たな設備や装置が導入されていくことでしょう。だからこそ、設備や装置への理解はもちろんですが、新しい設備や装置に興味関心を持てる素養が必要になってくると予想しています。

最後に、日研との取組ついて今後期待していることがあればぜひ教えて下さい

伊藤様:

研修を経て派遣されているスタッフは、みなさん弊社のニーズに合致しており、非常に感謝しています。引き続き、組織を活性化するため積極的に参画して欲しいです。強いて要望をあげるなら、安全教育を強化していただきたいと考えています。

具体的に、どのような安全教育が必要だとお考えでしょうか?

伊藤様:

弊社の業務では車両の運転が必須なため、事故やケガを防ぐために安全研修は欠かせません。運転訓練はもちろん、業務上コンベヤなども扱うため、設備の取り扱いに関する研修も充実させていければと思います。また、技術教育に関して現時点では十分と判断していますが、時代に合わせて研修内容をアップデートできていけたら嬉しいです。

仰る通り、設備の入れ替えなどに伴い必要なスキルも変わっていくため、研修のアップデートは必要ですね

伊藤様:

はい。日研トータルソーシング株式会社様では今後のニーズを予測して物流業務に関するロボットの運用研修も実施されているとのことですが、時代に合わせて必要なスキルは変わっていくもの。時代の流れに合わせ、求められるスキルが身に着けられるよう研修をアップデートしてくれることを期待しています。

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担当者からのコメント

新宅 憲太

新宅 憲太主任

取引を開始してから様々な課題がありましたが一緒に解決してくださった企業です。

配属後も教育があり、未経験者(新卒)からでも約3年かけて1人前に育てていただいております。
スタッフも業務にやりがいを感じており、とても楽しそうに業務に励んでいるのが印象的です。
今後も協力関係を築きながらお力添えをさせていただければと存じます。

企業情報

社名 トーヨーカネツ株式会社
事業内容 物流システムやエネルギー貯蔵タンク、 環境分野など社会のインフラを支える幅広い事業を展開しているトーヨーカネツ株式会社。“革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」”となることを経営ビジョンに掲げ、革新的・先駆的な技術やソリューションを駆使してグループの持続的企業価値向上だけでなく、社会の発展に寄与することを目指している。
URL https://www.toyokanetsu.co.jp/

研修を行った施設

関東テクノセンター

関東テクノセンター

日研のテクノセンターは、設備保全や生産技術などの専門技術を習得できる認定職業訓練校です。関東テクノセンターでは上記の研修に加えて、物流・マテハン特有の施設や設備に特化した研修を行っております。

施設内覧はこちら
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企業情報

トーヨーカネツ株式会社

物流システムやエネルギー貯蔵タンク、 環境分野など社会のインフラを支える幅広い事業を展開しているトーヨーカネツ株式会社。“革新的な技術と実行力で、社会課題を解決する「ソリューションイノベーター」”となることを経営ビジョンに掲げ、革新的・先駆的な技術やソリューションを駆使してグループの持続的企業価値向上だけでなく、社会の発展に寄与することを目指している。

トーヨーカネツ株式会社様のサイトはこちら

担当者

伊藤 裕晃

ソリューション事業本部
カスタマーサポート部
東京センター
チームリーダー

伊藤 裕晃 様

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