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職種別ノウハウ - 設備保全

マテハンメンテナンスの業務の重要性|専門知識を有する派遣登用で人材不足を解消

マテハンメンテナンスの業務の重要性|専門知識を有する派遣登用で人材不足を解消

マテハン機器の導入など物流の自動化が推進され、物流設備の高度化が進んでいます。しかし、物流設備は「導入して終わり」のものではありません。導入後のメンテナンス状況によって、設備の稼働状況は大きく左右されます。

マテハン機器のメンテナンスの重要性と、定期メンテナンスのアウトソーシングについて考察していきます。

マテハン・物流設備メンテナンスの重要性

コンベアを修理する作業員

マテハン機器など物流設備の安定稼働は、製品の継続的な安定供給に不可欠です。

たとえば、ベルトコンベアが何かしらの不具合で停止してトラブル対応に追われ、個々の物流設備の稼働率が低下してしまうと、物流センター全体の稼働率の低下を招きます。こうした事態を回避すべく、メンテナンス・保守点検に注力することは、物流設備の安定稼働のみならず設備更新サイクルの延長という効果も期待できます。

マテハンに関わる物流設備のメンテナンスの重要性について、以下のポイントから考察していきます。

  • 事業のカギを握る「安定的な供給継続」
  • 設備稼働率の低下が招くリスク
  • メンテナンス・保守による設備更新サイクルの延長

事業のカギを握る「安定的な供給継続」

物流設備の稼働停止の影響は、単に「納品が遅れることで注文がキャンセルになった」といった直接的な損失にとどまりません。納期割れが起きると、顧客からの信用はたちまち失墜します。短納期発注のリスクが問題視され発注を避けられたことをきっかけに、取引が他社に切り替えられてしまうなど、ビジネスチャンスのロスにもつながっていきかねないでしょう。

事業の安定的な継続と安定的な供給はワンセットであり、マテハンメンテナンスは事業の成否をも左右する重要な要素です。

設備稼働率の低下が招くリスク

マテハン機器を活用した物流システムでは、「ソーターが停止して仕分けができない」「物流倉庫内のLAN通信ができない」といったトラブルが起こる可能性があります。

こうしたトラブルに対処する傍らで、作業員が人力で対応し、なんとか納期に間に合わせてホっとしている。こうしたことが日常的に繰り返され、個々の物流設備の稼働率が低下している状況では、遅かれ早かれ、設備トラブルが重なって物流センター全体の稼働率低下を招く可能性は否めません。

また、自動倉庫を導入しているケースでは、トラブルが起きると出庫自体ができなくなる可能性も踏まえておく必要があります。

マテハン機器の万が一のトラブルに備えて、人力で作業を行うためのマニュアルを作成しておくことも、もちろん大切です。しかし、そもそもマテハン機器のトラブルを防いで安定的に稼働させるために、予防保全や予知保全を取り入れるなど、メンテナンスを重視することが先決でしょう。

メンテナンス・保守による設備更新サイクルの延長

マテハン機器のメンテナンス・保守を適切に講じることは、設備更新サイクルの延長にもつながっていきます。実際にマテハン機器は消耗部品の交換や制御システムの更新などのメンテナンスを適切なタイミングで実施していると、耐用年数を超えて正常稼働しているケースが多くみられます。

マテハン機器のメンテナンス費用は、消耗部品の交換費用を含めて、導入費用の1.5~2.5%程度必要とされています。このメンテナンス費用が発生しても、設備更新サイクルの延長が実現できれば、中長期的なコスト削減につながるのです。

ノンコア業務のアウトソーシングで事業生産性を向上

タブレット操作する男性

マテハン機器のメンテナンスへの注力を検討しても、人材リソースの面から二の足を踏んでいるケースは少なくないのではないでしょうか? 物流設備のメンテナンスに関して、ノンコア業務のアウトソーシングの選択肢も視野に入れて考えてみましょう。

標準化された「ノンコア業務」をアウトソーシング

物流設備のメンテナンスは、業務内容の性質から次の2つに分類できます。

  • 事後保全・改良保全:付加価値の高いコア業務
  • 定期メンテナンス:標準化されたノンコア業務

マテハン機器にトラブルが起きたときに、原因を追究して部品交換や修理対応などを行う事後保全や、故障を起こさないように設備の見直しを行う改良保全は、付加価値の高いコア業務です。一方、マテハン機器の定期メンテナンスは標準化されたノンコア業務に該当します。

自社の社員を優先して充てるべきなのはコア業務です。一方、長期的に一定の工数がかかり、専門性が必要であってもルーティンワークに近い定期メンテナンスをアウトソーシングすることによって、安定的に稼働する体制を担保できます。

自社社員は付加価値の高い業務に注力できる環境が整備され、事業生産性の向上を図れるのです。

アウトソース人材に求められる専門性

ただし、マテハン機器の定期メンテナンスのアウトソーシングにあたっては、専門性のある人材の確保が求められます。

物流業界や製造業界では、自動倉庫やソーター、産業用ロボットなどの導入による物流ラインの自動化が広まってきています。その一方で、多くの物流会社、あるいは物流装置メーカーでは、物流ラインの自動化に対応できる保全担当者やフィールドエンジニアの人材育成が追いついていないのが実情です。

定期メンテナンスのアウトソーシングでは、物流の自動化に関連するマテハン機器や産業用ロボット、協働ロボットに特化した人材をいかに登用できるかがポイントになります。

機械研修・電気研修を履修した専門人材を派遣

電子パネルを操作する様子

弊社、日研トータルソーシングでは、物流ラインの自動化に伴うマテハン機器や産業用ロボット、協働ロボットに特化した設備保全の専門人材を育成し、定期メンテナンスを担当する技術者として派遣しています。

派遣形式は、研修修了者の個別派遣、経験者と研修修了者によるチーム派遣のほか、請負化を念頭に置いてマネジメント経験者や数年の経験者、研修修了者からなるチームを派遣する組織型派遣の3パターンから選択できます。

なお、弊社の研修プログラムは「スタンダード研修」28日間と「物流設備専門研修」10日間という長期にわたるものです。

スタンダード研修項目
物流設備専門研修項目

また、研修施設であるテクノセンターは全国に10ヵ所あり、物流装置設備を備えた施設では、実践研修により物流装置設備に特化した専門人材を育成しています。

物流装置設備

製造業の設備保全に関する基本的な教育から物流装置設備の専門教育、請負現場でのOJTを終えた専門人材を派遣しているため、業務へのスムーズなアジャストが可能です。

まとめ

マテハン機器などの物流設備は、メンテナンスを適切に実施しなければ物流センター全体の稼働率低下を招きかねません。メンテナンス体制を構築することで安定稼働を実現し、設備更新サイクルの延長につなげていくべきです。

物流の自動化によって設備は高度化し、マテハン機器や産業用ロボットなどのメンテナンスには専門性のある人材の確保が求められています。定期メンテナンスというノンコア業務に関しては、専門教育を受けた人材へアウトソーシングすることも選択肢となるでしょう。

プロフィール

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監修/細原 敏之(ほそはら としゆき)

高分子材料を利用した自動車電装部品の設計、製造、生産技術(設備設計、レイアウト検討)及び品質保証業務などを歴任し、トヨタ自動車関連のティア1サプライヤーであるデンソー、アイシン精機及び三菱電機株などを主要顧客とした業務の責任者を担当。その後、タイ・バンコックでの工場建設の代表取締役、発電所などの金属ガスケットやシール材などの開発・マーケティング担当を経て独立。工場の品質管理、生産管理及び労務管理の業務や、ISO審査員及び経営コンサルティング業務を開始し、現在に至る。

弊社では、設備保全に関する人材サービスを展開しています。充実した教育カリキュラムによる高い専門スキルを持った人材育成に注力し、保全研修の外販実績も豊富です。

設備保全業務の人材不足解消に向けた、弊社独自の取り組みをまとめた資料もご用意しています。アウトソーシングをご検討されている企業の皆様は、ぜひ御覧ください。